はじめに
この記事は物理学アドベントカレンダー 2014の2日目です。
昨日は @tanaka_733 先生の「液体を加熱すると固体になる物質 ヘリウム3」でした。
明日は…誰ですか? また俺ですか? …そうですか。
ちなみに俺は、物理学者ではありませんし、大学で物理を専攻したわけでもありません。*1
物理学に興味を持ち始めたのはここ数年で、最近は「物理やるのに数学がわかんねぇとかヤベェ!」と思って、高校数学からお勉強中です。*2*3物理学の道は長く険しい(;´Д`)
そんな俺でも書けるアドベントカレンダーなので、みんな気軽に書くといいよ!
物理学そのものの話題ももちろん大歓迎ですが、周辺のお題もウェルカムです。
物理学と数学とか、物理学の歴史とか、物理学者のドラマとか、物理学と社会の関係とか、物理学者になるにはどうしたらいいの? とか、なんでもござれ。
素粒子と宇宙
さて、物理学と一口に言ってもその分野は多岐に渡ります。
中でも俺が興味を持っているのは「素粒子」と「宇宙論」です。
そのため、このブログでも、そのあたりを中心に採り上げます。
素粒子というのは、世界で一番小さいものです。宇宙というのは、世界で一番大きいものです。
なぜこの両極端な分野が好きかというと、それらが根っこでつながっているからです。
1929年、アメリカの天文学者エドウィン・ハッブルは、我々の住むこの宇宙はだんだん膨張しているという事実を発見しました。
ということは、時間をどんどん遡っていくと、昔の宇宙は今よりずっと小さかったということになります。
その極限、すなわち、宇宙誕生の瞬間の状態を知ろうとするためには、ミクロの世界の科学である素粒子論からアプローチする必要があるというわけです。
このように、極大の世界の物理と極小の世界の物理がつながっていることを、アメリカの物理学者シェルドン・グラショウは「ウロボロスの蛇」と表現しました。
どうですか。ロマンを感じませんか?
素粒子やりましょう
だいたい月一回のペースで、新宿近辺のルノアール会議室を会場として素粒子カフェというイベントが開催されております(ほぼ毎回参加しています)。
お茶を飲みながらまったりと素粒子のお話を聞きましょうという会です。
難易度が 4 段階ありまして、一番易しいのは「素粒子って何ぞ?」というレベルからやりますので、知らない方も大歓迎です。*5
是非、お気軽にお越しください。小中学生もよく来ています。
それから、秋葉原からちょっと歩いたところで物理学講座というのも定期的に開催されています。
素粒子カフェ(最難レベルを除く)よりちょっとレベル高めな勉強会です。
こちらもどうぞ。
おわりに
物理学アドベントカレンダーは 12 月に入ってからも、執筆いただける方を絶賛募集中です!
現在、4 名の方にご協力いただいております。
…このままいくと残りは全部俺です。よろしくお願いします。切に切に。
えーと、本来、今回はもうちょっと素粒子論をやろうと思っていたのですが、本題以外の話題が結構膨らんでしまいましたので、本題は明日に回すことにします。
決して、ネタを小出しにしようとしているわけではありません。ええ。
*1:というか大学行ってません。コンピューター関係の専門学校卒です
*2:大人の数学教室「和(なごみ)」に通っています
*3:あ、やべぇ。宿題やらないと…
*4:画像は東京大学総合研究博物館ニュース Ouroboros 第29号 【「時空のデザイン」の企画】より拝借しました
*5:一番難しいのは数式をバリバリ使います。このレベルには俺は参加していません。わかんないんだもの