はじめに
まだだ…! まだ 12/7 は終わってない…!!またこれか…
この記事は物理学アドベントカレンダー 2014の7日目です。
昨日は@aki_n1waさんの「Lagrangian coherent structures入門」でした。
明日は@tanaka_733さんです。
ボソン
前々回はクォーク、前回はレプトンについて説明しました。
この二つをまとめて「フェルミ粒子(フェルミオン)」と言います。
フェルミオンというのは、素粒子全体を2つのグループに分けたときの片方の名前です。
今回やるのはもう片方、「ボース粒子(ボソン)」です。*1
ちなみに、フェルミオンはイタリアの物理学者エンリコ・フェルミ、ボソンはインドの物理学者サティエンドラ・ボースの名前にちなんでいます。
さて、今回はボソン編とは言いつつも、実質的にはゲージ粒子編です。
ゲージ粒子というのはボソンの一種で、一般的には「力を伝える粒子」と言われます。
つまり、ボソンにはゲージ粒子と、そうでないボソンがあるわけなのですが、では「ボソンとは一体何なのか」という定義は難しいし面白くもないので、今回は割愛します。
なお、ゲージ粒子でないボソンの代表格は、みんな大好きヒッグス粒子です。